化粧品検定とは

化粧品検定は文部科学省が後援の検定試験で、化粧品全般の知識を習得することができます。
私は化粧品検定を2級の受験を挟まずにいきなり1級を受験し、無事に合格することができました。この記事では私と同じようにいきなり1級を受験する人向けに、化粧品検定1級の概要から合格までの勉強方法などを紹介していきます。
せっかく受験するのであれば、確実に合格したいと思いますので、私の体験談が参考になれば幸いです。
1級の内容と2級との違い
1級の出題内容は化粧品の歴史や成分、そして化粧品周辺の法律など多岐にわたります。感覚としては成分などの細かい部分が出題範囲としては多く、具体的なお化粧のやり方というよりは学生時代の理科や科学といったテスト対策に近くなるような感覚です。
後述しますが、2級については「実生活で普段気をつけていること」の範囲から出題されることに対して、1級は「普段なんとなく感覚としてはあるけれど説明ができないこと」から問題が出題されます。具体的には保湿力が高いということに対して、どのような成分が入っていると保湿力が高いのか、といった具合です。
1級のレベル感としては他の人に化粧品をおすすめする時に「これとっても保湿力が高くておすすめだよ」という説明を成分も交えながら説明できるようになるようなイメージです。
2級との違い
私は2級を受験していないので、公式HPなどの情報からの推察になります。様々な情報を参照する限り、2級の方が肌や皮膚についての出題が多く、具体的なメイクアップ方法についても出題があるため、実生活への寄与という点については2級の方が感じられるタイミングは多いかもしれないと思いました。
世間一般の美容に詳しいというレベル感が2級というイメージです。日焼け止めの重要性を説明できる、という具合です。
受験した際の化粧品全般への知識
私は大前提として男で、化粧品検定の受験者の中ではかなりマイノリティだと思います。実際に受験会場は女性の方が圧倒的に多かったです。
そして私の化粧品への知識ですが、スキンケアはしますが日常的にメイクはしないので、化粧品への知識についてはほぼ無しに等しいというレベル感でした。
逆に言えば、1級は成分の暗記などが多くなってくるため、前提の知識がない状態でも覚えさえすれば一定戦えてしまったという感じです。
勉強に使った参考書と問題集

問題集は公式のものを使いました。逆に、TOEICや他の問題集のように市販のものがほぼないので、公式のものしか選択肢がありません。
勉強時間と勉強方法
まず、勉強した期間ですが、私が化粧品検定1級に申し込んだ日が2022年の9月26日で本番の受験日が同年の11月27日だったので、ちょうど勉強期間は3ヶ月になります。
勉強時間については正確に計算していたわけではないので概算にはなりますが、平日の3日で各1時間と土日に3時間を3ヶ月繰り返したとして3ヶ月はおおよそ12週間なので、6×12=72時間くらいになります。もちろんもっと勉強していたかもしれないので、あくまで参考になります。
勉強時間よりも何をやったか、の方が重要だと思いますので、ここからはどんな勉強をしていったかを書いていきます。
勉強に使った問題集は公式テキストと問題集の2つのみです。
テキストは赤シートで隠すことができるので、まずはテキストを赤シートで隠せる部分については全て隠しても答えられるようにする。そして、その後大まかにテキストで全体感を掴んだら、あとは公式テキストを繰り返し解いていました。
循環としては、テキストを解いて1問でも間違えたらその問題のテキスト該当部分に戻って赤シート部分以外も暗記、そしてそれらが終わったら再びテキストを解いて、間違えた箇所を復習しての繰り返しをひたすら行なっていました。
問題集を全て解けるようにするでは、抜け漏れが多くなっていきますが、間違えた問題だけでなくその問題が該当するパートを全て復習することで、抜け漏れを無くすやり方です。
受験のメリット
受験のメリットは、あまり本質的ではないですが化粧品について人より詳しいということを証明できるものを手に入れることが出来たという点はかなり大きいです。
世の中には美容男子を名乗る人が多く、女性は言うまでもなく詳しいため、化粧品やスキンケアに詳しいといっても差別化が難しいのですが、受験したことで説得力が増したような気がします。
あとは、化粧水や乳液などの裏側の成分表を見てなんとなく、その商品がどのような特徴を持つのかという点を推察できるようになったことです。私は乾燥肌で保湿力の高いものが相性が良いので、グリセリンなどの成分が上に来ていると相性が良いんだなという推察が比較的簡単にできるようになりました。
まとめ : いきなり1級でも合格可能
化粧品検定1級合格までの勉強方法や勉強時間を紹介しました。化粧品検定はいきなり1級を受験しても頑張り次第で合格は可能です。この記事がこれから1級を受験する人の合格の助けになれば幸いです。